舛添都知事「所信表明」に傍聴者あふれる 陳謝2分だけ、「居眠り」続出

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   東京都の舛添要一知事の政治資金をめぐる「公私混同」疑惑が浮上して以降、初となる都議会が2016年6月1日に始まった。舛添知事が所信表明演説の中で一連の騒動について陳謝した初日の本会議には、「異例」ともいえる数の傍聴希望者が集まった。

   J-CASTニュース記者は今回、報道陣に用意されたスペースではなく、一般の傍聴席から議会を観覧。「深くおわび申し上げたい」と謝罪の言葉を繰り返した舛添知事の演説を聞いた都民の「生」の反応を注視した。

  • 舛添知事は所信表明演説の中で一連の騒動について言及した(東京都議会公式サイトの動画より)
    舛添知事は所信表明演説の中で一連の騒動について言及した(東京都議会公式サイトの動画より)
  • 一般傍聴券の配布には100人を超える希望者が集まった
    一般傍聴券の配布には100人を超える希望者が集まった
  • 議会への入場を待つ人が列を作った
    議会への入場を待つ人が列を作った

190枚の整理券が10分でなくなる「異例の事態」

   記者が議事堂に到着したのは11時50分ごろ。一般傍聴券の配布は12時から先着順で行われたが、すでに受付前には100人以上の男女が長蛇の列を作っていた。受付前に用意されたスペースでは希望者が収まりきらず、列は廊下まで伸びていた。

   都議会局総務課の担当者によれば、190枚用意された一般傍聴券は、配布開始から10分ほどで全てなくなった。また、一般傍聴券が全て配布されるのは「初めてではないが、かなり珍しいケース」だという。傍聴希望者は朝9時頃から集まっていたといい、こうした事態は「これまでにはなかった」とも続けた。

   傍聴券を入手できなかった希望者も少なくなかったようで、受付を担当していた職員は「議事堂内にあるモニターで中継します」と繰り返し説明していた。また、議場の外に設置された「見学コース」から、窓ガラス越しに中の様子を窺う人の姿も目立った。

   議会の開会前、議場の2階部分に設けられた一般席に集まった傍聴者に記者が話を聞くと、「議会を傍聴するのは初めて」「舛添さんの話を直接聞きに来た」との回答が目立った。記者は10人以上の傍聴者に話を聞いたが、これまでに都議会を傍聴したことがあると答えた人はゼロだった。

   開会の13時直前となり、舛添知事が議場入りすると、集まった報道陣は一斉にカメラのフラッシュを焚いた。新聞記者やテレビ局のカメラクルーが慌ただしく動き出す一方で、一般傍聴席は少しざわついた程度。大きな声を上げる傍聴者は1人もいなかった。

「わざわざ来るほどの内容じゃなかった」

   舛添知事は所信表明演説で、「都民の皆様、都議会の皆様に多大なる迷惑をおかけしたことを心から深くおわび申し上げたいと思います」「ご批判を真摯に受けとめ、改めてまいります」などと謝罪の言葉を繰り返したが、疑惑についての具体的な説明は避けた。

   海外出張について、航空機のファーストクラスと宿泊施設のスイートルームを「使用しない」と明言。政治資金問題の調査結果について「審議に間に合うようにしたい」と述べ、議会が閉会する6月15日までに公表するとした。ただ、25分に及んだ演説の中で、一連の疑惑について言及した時間は約2分だけだった。

   ――こうした知事の演説中、一般の傍聴者はどんな反応を見せたのか。

   疑惑について触れた演説の冒頭部分には聞き入っていた様子の傍聴者だったが、その後別のテーマに話が移ると、段々と船をこぐ人の姿が目立ってきた。記者が確認した限りでは、少なくとも15人以上が演説途中で「居眠り」を始めていた。うつらうつらと眠そうな様子で目をこすったり、大きなあくびをする人も多く、全体として「どこか退屈そうな雰囲気」に包まれていた。

   閉会後、舛添知事が退出する際には「税金ドロボー」「やめろやめろ!」などの野次が飛んでいたが、声を上げたのは2~3人だけ。なかには、「楽しかったね」などと声を掛け合う高齢者のグループや、都の職員に対し「今日はありがとうございました」と礼を告げる女性もいた。

   もちろん、議会の終了後に記者が取材として話を聞くと、「わざわざ来るほどの内容じゃなかった」「テレビで見た会見の内容とほとんど同じだった」などと怒った様子で答える人が多い。だが、取材が終わると、多くの人がコメント中とは雰囲気が一変する。なかには、記者の肩を叩き、「うまいこと書いてください」と歯を見せる人までいた。

   専門学校の授業で傍聴に訪れたという10代の女性は取材に対し、「最初はちゃんと聞いていたんですけど、退屈だったので途中から寝てしまいました」などと話していた。

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