「一杯のうどん」で暴行事件 なぜ店主は汁を足すのを拒んだのか

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   兵庫県尼崎市のうどん店で食べていた男(39)が、うどんの汁が足りなくなり「足してほしい」と頼んだところ断られたことに腹を立て店長に乱暴を働き暴行の容疑で逮捕された。

   男は女性連れで1杯のうどんを2人で食べていたことから、ネット上では栗良平さんの童話「一杯のかけそば」を思い出す人が多くいたが、内容は全く違うものだった。

  • うどんの汁の追加を断られカッとなった(写真はイメージ)
    うどんの汁の追加を断られカッとなった(写真はイメージ)

午前1時前にタクシー乗務員の男が女性連れで来店した

   J-CASTニュースが尼崎北署に2016年12月12日に取材したところ、事件のあらましはこんな具合だった。12月10日午前1時前、タクシー会社の乗務員の男が女性連れで来店し、うどん1杯を頼んだ。そのうどんを2人で食べていたところ、うどんの汁が足りなくなった。店長に「足してほしい」と頼んだが、店長は別料金がかかるけれどもいいか、と断った。男はカッとし口論になり、店長の両手の上腕を両手でつかみ、後ろに反らしてカウンターに押し付けた。このため、店が尼崎北署に通報し、駆け付けた署員によって暴行の容疑で逮捕された。男は容疑を認めているという。同署の担当者は、

「うどんの汁が原因で暴行し逮捕されるなどという事件は聞いたことがない」

と呆れていた。なぜ店は汁の追加を断ったのか。J-CASTニュースが同市内にある別のうどん店に汁の追加について話を聞いてみたところ、

「普通に注文して、汁が足りなくなったら遠慮なく追加を申し出てください。追加料金?そんなものは取りませんよ」

と笑っていた。ただ、汁の追加を頼む人はめったにいないという。

「一杯のかけそば」を思い出す人も

   尼崎北署では、2人で来たのなら2杯注文するのが一般的だが、1杯を二人でズルズルすすっているのを見て店側が嫌がったのではないか、と推測していた。

   この事件にネット掲示板では、

「ケチ臭い話だなw」

といった声が上がる一方、

「店によっては注文の時点で帰れと言われるレベル」
「出汁を足したら次は麺を要求するようになる」

などといった書き込みも見られる。

   また、2人で1杯のうどんをすすっていることから「一杯のかけそば」を思い出す人が多くいた。この話は大晦日に貧相な女性が2人の子供を連れ蕎麦屋に入り、かけそばを1杯注文し3人で食べるという話。状況を察した店主が内緒で1.5人分の麺を茹でて提供するという泣かせるストーリーだったが、今回の事件は童話とはほど遠い結末となった。

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