新入社員「勤務して3日、もう辞めたい」 なぜ一瞬でやる気を喪失するのか

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新入社員自身にも「入社前の確認不足があるのでは」

   一方で石松社長は、新入社員自身にも「入社前の確認不足があるのではないでしょうか」と指摘する。

「会社の事業や社風、従業員の様子、自分が受け持つ業務内容が、『入社前に説明されていたものと違った』という話は少なくありません。会社側は説明会や面接では良いイメージを持たれやすい情報に偏って発信することが多いですが、働く現場のリアルな情報は、OB・OG訪問などを通して得ようと思えば得られます。入社前の準備・確認のプロセスを大事にすれば、入ってからイメージが違ったという現象は大幅に減るでしょう」

   仮に本当に辞める場合、「誰もが納得できる退職理由があることが必要です。そうでなければ、再就職先を探すのは難しくなります。『1週間も我慢できなかったのか』というマイナスの印象は覆せないでしょう」と石松社長は話す。

   そこで、現時点で「辞めたい」という考えを打ち消すには「自分が将来何になりたいのかを改めて明確にすることです。たとえつらくても、将来の展望に照らしてその会社で今自分が得られるものを、1つでも2つでも見つけるべきです」と助言した。「簡単に辞めると、10年後には同期と比べて年収格差が2倍出ると考えた方がよい」とも話していた。

   厚生労働省が発表している大卒3年以内離職率は、1995年卒が32.0%で、最新の2013年卒が31.9%。この期間は30%前後で推移しており、石松社長は「ほぼ横ばいです」とする。それでも入社直後の「辞めたい」「辞めた」の声が目立つのは「SNSなどの自由な投稿で心情の『見える化』が進んでいるからではないでしょうか」と考えている。

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