2024年 3月 19日 (火)

セ新人王は阪神・近本に? ヤクルト・村上には厳しい「記者投票」のシステム

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   ペナントレースが残り35試合を切り、優勝争いと共に個人タイトル争いも気になる時期になってきた。

   各部門で熾烈な競争が繰り広げられる中、今季は新人王の動向が注目されている。

  • 「阪神担当」票が影響?(イメージ)
    「阪神担当」票が影響?(イメージ)
  • 「阪神担当」票が影響?(イメージ)

ともにチームに大貢献、熾烈な争いに

   パ・リーグで目立つのがプロ2年目以降の選手たちの活躍だ。ソフトバンクで今季10勝に到達した2年目サブマリン・高橋礼、セットアッパーで定着した15年ドラ1右腕・高橋純平、先発ローテーションに定着した楽天の4年目右腕・石橋良太、ロッテの5年目右腕・岩下大輝と投手の台頭が目立つ。新人は今季50試合以上登板しているソフトバンク・甲斐野央、新人初の交流戦首位打者に輝いたオリックス・中川圭太が有力候補になる。

   セ・リーグは阪神・近本光司、ヤクルト・村上宗隆、DeNA・上茶谷大河、広島・床田寛樹が結果を残していたが、ここにきて明暗が分かれている。

   3年目左腕の広島・床田は今月11日に登録抹消。上茶谷は球団新人記録の6連勝と白星を伸ばしたが、今月に入って2試合連続大量失点でKO。防御率も4点台まで悪化した。

   一方で、夏場に入り、さらに輝きを増しているのが近本、村上だ。近本はリードオフマンとして阪神打線を牽引。17日の巨人戦(東京ドーム)では二盗、三盗を決めて25盗塁として、リーグトップの中日・大島洋平に2差と盗塁王を狙える位置につけている。2年目の和製大砲・村上も負けていない。今季28本塁打と覚醒し、リーグトップの83打点をマーク。入団時は同世代の日本ハム・清宮幸太郎が注目されていたが、一気に抜き去った。

   近本、村上のチームへの貢献度は計り知れない。新人王も熾烈な争いになるとみられるが、近本有利を予想する声が多い。あるスポーツ紙デスクは「新人王は記者投票です。そうなると、阪神は担当記者の数が多いため必然的に近本が有利になる。17年の新人王で物議を醸した記者投票が顕著です」と分析する。17年は阪神の大山悠輔が打率・237、7本塁打で49票を集め、新人で2ケタ勝利を挙げたDeNA・濱口遥大が27票と下回り、「どう考えてもおかしい」とプロ野球ファンから不満の声が漏れた。

   近本はルーキー、村上はプロ2年目ということも配慮しなければいけない。どちらが新人王に選ばれるか。リーグ優勝の可能性は厳しい両球団だが、最後まで目が離せない戦いが続きそうだ。

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