2024年 4月 27日 (土)

「うれしくて死にそう!」ホントにバッタリ  喜びすぎる女性の「幸福心臓発作」が怖い

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   「うれしくて、もう死にそう!」と舞い上がる女性は多いが、ホントにそのままバッタリいってしまう例があることが、スイス・チューリッヒ大学病院の研究でわかった。

   家族の事故死などの悲劇に見舞われ、ショックのあまり気を失い心臓発作を起こす例はよくある。そうした疾患をその名も「ブロークンハート症候群」(医学名:ストレス性心筋症)という。これに対し幸福感の絶頂で倒れるケースを「ハッピーハート症候群」というのだそうだ。

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恋人からプロポーズされた瞬間、崖から転落死

   「ブロークンハート症候群」は衝撃的なことが起こると、体中に血液を送り出す心臓の左心室の底が異常に膨張し、心筋の働きが突然弱まる病気。激しい胸の痛みと呼吸困難で心臓発作を起こし、死に至る場合もある。

   2015年1月、地中海のリゾート地、スペイン領イビサ島で起きた悲劇が世界の注目を集めた。島の岬で恋人からプロポーズされた女性が、うれしさのあまり跳び上がり、崖から転落死したのだ。遺体を解剖すると死因は心臓発作とわかった。それが理由で崖から転げ落ちたのだった。

   チューリッヒ大学病院のジェリナ・ガドリ医師らは、以前から「ブロークンハート症候群」の中には、不幸だけではなく、幸福のあまり倒れるケースがあるはずだと考え、世界9か国25の医療機関との間に、「ブロークンハート症候群」のデータを集めるネットワークを作った。そして1750人の症例を集めた。うち485人が精神的ショックによる発作との結論に達し、その詳細を分析した。

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