2024年 3月 29日 (金)

競技者向けサプリ2商品から禁止薬物 メーカーは使用中止を呼びかけ

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   健康補助食品メーカーの梅丹(めいたん)本舗(大阪府摂津市)は2016年4月21日、公式サイトで、同社が製造するサプリメント2商品から世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が指定する禁止物質が検出されたことを発表し、競技者に向けて商品の使用中止を呼びかけた。同社は、日本自転車競技連盟(JCF)の公式スポンサーとなっている。

   発表によると、WADAが指定するドーピング検査機関の英LGC社による検査で、アスリート向けサプリメント「古式梅肉エキス」「トップコンディション」の2商品に禁止物質「ボルジオン」が含まれていることが確認された。「梅丹」「梅丹エキストラゴールド」「梅丹スーパーエキストラゴールド」「サイクルチャージ」「サイクルチャージカフェインプラス」「サイクルチャージカフェイン200」の6商品も、禁止物質は検出されなかったが「古式梅肉エキス」を原料としているため、念のため使用を中止するよう促している。

   ボルジオンは筋肉増強作用があり、筋肉損傷の治療にも用いられる。同社は、「古式梅肉エキス」のボルジオン含有量は極めて少なく、同商品で副作用や健康被害は生じないとの考えを示している。

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