2024年 4月 25日 (木)

変に気を遣う、嫌われたくない... 人間関係のお悩み解決法を伝授

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【あさイチ】(NHK)2016年5月23日放送
「心理学でハッピー人づきあい

   出会いの季節・春を過ぎ、新しいママ友ができたり、職場の人間関係が変わったりという人は多いだろう。ただ、そうした新しい人付き合いで、無理をして話を合わせたり、必要以上に相手の顔色をうかがってしまったりと、やっかいなこともあるのでは。

   そんな悩み、「心理学」が軽くしてくれるかも!?

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深い人間関係を作る「あいうえお」

   人間関係を円滑に進める方法として、亜細亜大学・重太みゆき教授が勧めるのは「ミラーリング」というテクニックだ。

   これは相手がうなずいたら自分もうなずく、コーヒーを飲んだら自分も飲むなど、相手の動きを鏡のように真似ることだ。

   重太教授「相手が自分と似た行動を取ると、『この人自分と似ているかも、気が合うかも、近い存在かもしれない』と、ちょっとした勘違いを起こして、仲良しになれると思わせる効果がある」

   ただ、あからさまに真似をしているのが伝わると不快感を与えてしまう。自然に行うコツは3つだ。

   相手が髪をかきあげたら、一つ会話のやりとりをしてから自分もかき上げるなど「時差を付ける」。時差1分以内のミラーリングならば効果が期待できるという。

   次に「自分がされて嫌なことは真似しない」。例えば、相手が腕組みをしているのを真似して自分も腕組みすると、高圧的、また自分から壁を作っているという印象を与えるおそれがある。

   最後に「会話のキーワードを繰り返す」。例えばレストランで相手が「カルボナーラにしようかな」と言ったら、「あっ、カルボナーラいいね!」と返す。「好みが合うかもしれない」と思われ、好印象につながる。さらに重要なキーワードから質問が繰り出せるようになれば「ミラーリングマスター」といえる。

   駒澤大学・八巻秀教授「カウンセリングでは『ジョイニング』と言い、カウンセラーはジェスチャーだけでなく相手の話のテンポに合わせる、雰囲気に合わせることを自然としている。そうするとカウンセラーとクライアントがとてもいい関係になる」

   立正大学の齊藤勇名誉教授は、「深い人間関係を作るあいづち」として、 「ありがたい」「いいですね」「うん(運)がいい」「えん(縁)がありますね」「おん(恩)に着ます」の「あいうえお」を勧めている。

   齊藤名誉教授「『ありがたい』は単なる褒め言葉ではなく、感謝の気持ちを表している。『運がいいですね』と言われると、自分はいい運を持っている、ツイてると思える。『縁がありますね』は人間関係を深めるキーワードになる。これからも長いお付き合いをしましょう、ということになる。『恩に着ます』は、日本人は鶴の恩返しが大好き。恩を感じたと伝えると、関係が非常に深くなる」

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