「ガイアの夜明け」はテレ東版「プロジェクトX」
2007.06.25 20:34
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火曜の夜にやっているテレビ東京の経済ドキュメンタリー「ガイアの夜明け」をときどき見る。日経の肝入りの骨太番組で、社会性のあるテーマを企業側から描く。
この番組は企業の「闘う人々」に焦点をあてるという点で、同じテレ東の「カンブリア宮殿」と似ているが、もっと近いのはNHKでやっていた「プロジェクトX」。ちょっと感情を入れようとすると「プロジェクトX」そっくりになってしまうから、そのあたりの舵取りがむずかしいかもしれない。
この前に見たときには「消えゆく路線バス」を取り上げていた。マイカーの普及や過疎化で客離れが進んでいるうえ、規制緩和の影響で赤字の路線バスがどんどん消えていっている。そんな中で、いろいろ工夫しながら改善の努力をしている会社を紹介していた。
いまは地方にいくとほとんどの家庭に乗用車があるけれど、車を持っていない人もいるし、運転できない人だっている。特にオレのような老人にとって、バスはいまも大事な足だ。たとえ1時間に1本しかなくても、重要な働きをしている路線バスは、できるだけなくなってほしくないんだが……
こんな熱いテーマに正面から取り組んでいる「ガイアの夜明け」。心ある企業人や実業家が熱心に見ているんじゃないかな。
階段の 昇り降りなき バス人気