2024年 4月 24日 (水)

玉木正之「亀田家のしゃべりは関西弁じゃない。ヤクザ言葉だ!」

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   スタジオに並べたスポーツ紙の1面トップの大活字が躍っている。

きびしい処分になりましたが、ぼくは甘いと思う

   「亀田家崩壊」「解体」「追放」「引退」・・・スポーツ・スキャンダルとしてマスメディアには絶品のネタだ。

   新入荷ネタは10月11日に日本ボクシングコミッションが発表した処分。父・史郎氏はセコンド・ライセンスの無期限停止、大毅には1年間のボクサー・ライセンス停止の厳罰。長男・興毅も厳重戒告。

   朝ズバッ!はモーニング・ショーといっても、他局とはちょっと違う。みのもんたが仕切って、その日のニュースを漫談調で朝刊新聞の「つまみ食い」をする。早朝の5時半から8時半までちょっとだけ味付けを変えて繰り返し繰り返し・・・・この日は4回。親亀こけたら小亀もこけたの話題だ。

   「きびしい処分になりましたが、ぼくは甘いと思う。無期限というのは期限があるってことでしょ」みのは処分は甘いといいながら続ける。

   「今回は汚点を残した。でも、正直いってもったいないね」

   もったいないのは、18歳の少年のボクサーとしての資質なのか。それともTBSが視聴率を稼げる異種タレントの消滅なのか。あいまいに聞こえた。

   ライセンスに対する処分はスポーツ組織の裁定だ。その理由に「世界のボクシングを冒とく・・」とある。ニホンで行われた世界戦のタイトルマッチが、ボクシングの精神を汚したことを認めた。これはすなわちニホンの恥でもある。

   その責任は亀田一家だけが負うものではないはずだ。その人気にあやかりたい商売熱心なオトナたちがいた。増長した力不足のボクサーを世界戦のリングに上げたTBSにも責任がある。

   テレビのリングサイド席の視聴者はあきれると同時に、無理なマッチメークにだまされたのだ。

   「スポーツ選手である前に人間であれといいたい」(三屋裕子)

   スポーツ・ライターの玉木正之は「処分は妥当」としながらいう。

   「スポーツはお金になるからという理由で、延々と続いてきた結果といえます。メディアも一緒です」

   亀田3兄弟の今後についての玉木正之のコメントには迫力があった。

   「復帰してくるでしょう。その時が問題です。反省していない、あの言葉はどうするか。私も関西人だけど、あれを関西弁でも何でもない。ヤクザ言葉です」

   懸命にヨイショして3兄弟で商売しようとしたTBSだが、ここまでいわれると居直るしかないか。亀田批判も商売商売。

文   初代不良家| 似顔絵 池田マコト
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