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綾小路きみまろ「どこかに分かってくれる人がいる」ユニークな漫談で中高年に絶大な人気の綾小路きみまろ(57)を鳥越俊太郎が訪ねた。浅草6区を歩きながらの会話から始まる。 ![]() 鳥越 「21世紀になってからブレイクした」 年間150本もの舞台をこなす。舞台オンリー。客は中高年だ。 鳥 「中高年はどこが面白い?」 き 「いいところは、名指しにしてないこと。中高年500万600万人がひとつになっている。そのグレーゾーンをねらっている」 鳥 「みな本当のことですよね」 20年前のテレビの映像が流れた。お笑いの挑戦番組だった。若い。歯切れはいまよりいい。だが、受けなかった。 鳥 「おれはだめなんだと思ったことは?」 そのテープをもって、サービスエリアの観光バスに渡してまわった。気に入ったら電話をくださいと。これが当たった。そして、CD化の話になったが、最初は買い取りだった。 き 「5000本くらいだったと思うが、5、600万円。テープの売り上げがあったので、そこで賭けたんです」 それが売れた。CDランキング初登場で47位。レコード会社が在庫がない、戻してという騒ぎ。結局160万枚のメガヒットになった。 き 「若い頃と同じこといっても、セクハラだ、年寄りいじめだと受け取られ、ブレイクしなかった。それが、50すぎて自分もどうきやしびれを体験してから、共感してくれるようになった。それが2002年でした」 この月曜日、35周年記念のCDが発売された。売り上げ目標60万枚。 き 「カツラの中の髪の毛がほとんどなくなったら引退しようと。まだあります」「もう一回生まれ変わっても漫談家になりたい。ただ、もうちょっと早めに売れたかった」「ただ、わたしが30代に売れてたらダメになったと思う。売れなかった30年、まったく楽しいことしか思い出さない。この6年で全部帳消し。ムダじゃなかったと」 鳥越は「いい話だった」としみじみ。 伊集院光が「テレビでは売れない、という自己分析力がすごい。いうのは簡単でも、売れたらテレビに出まくってバランス失うなんてよくある。あえて舞台を続けているなんてあまり例がないんじゃないか」 赤江珠緒も「熟成された芸なんだと思いますね」 文 ヤンヤン
| 似顔絵 池田マコト
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