2024年 4月 18日 (木)

自民谷垣VS民主菅 その議論のレベル

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   ゲストに迎えた自民党の谷垣禎一・政調会長と民主党の菅直人・代表代行の2人が、『異例のガソリン再議決』をテーマに対決した。

   が、谷垣政調会長は自民党がこれまで主張してきた「地方財政にアナがあく」の繰り返し。菅氏は、税金のムダ使いを追及したのはいいのだが、話は東京湾に浮かぶ粗大ゴミ(?)アクアラインで、いささか古く、対決は平行線……

   まず谷垣政調会長が、ガソリンの暫定税率再議決について、「憲法のルールに従った。再議決をやるのは当然。地方財政に穴をあけるわけにはいかない。公共事業を抑えると全体の景気下支えができなくなる」と訴えた。

   これに対し菅代表代行は「2兆6000億円の増税だ。再議決は、ムダ使いは止めようという民意に反している。アクアラインを作るのに1兆6000億円かかった。半分で出来ると思っていたが、高く作ったものだから、利用料金も高くした。だから使われず、宝の持ち腐れになっている」と。

   小木逸平アナが引き取って、「その民意の受け取り方ですが」と、矛先をかえた。先の山口補選で惨敗した自民党の古賀誠選挙対策委員長が「あれは民意ではない」とコメントしたことを意識してのことだ。

   これに谷垣政調会長が「全部、民意でないというのは言い過ぎ」と、古賀委員長のコメントを正した。

   今回の対決は、あとは国会運営上の技術論に終始した。

   結局、増大する社会福祉費の財源問題、その財源で浮かんでは消える消費税率を今後どうするか、長期的視点は何もない。

   ただ取り易いところから遮二無二とる政府与党の手荒な手法は、混乱をあおるだけだ。

文   モンブラン
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