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迷惑な異臭物が島をおそう「汚泥なのか、肥料なのか」で、徳島県・吉野川の島が大揉めに揉めているという。 吉野川にある日本最大の中洲・善入寺島(広さ約500ha)。1915年に国が遊水地として買収。現在、国から土地を借りた農家が農作物を栽培しており、関西の食料基地とも言われている。 ところが、ある農家が耕す土地の隣に2006年、業者が突然ショベルカーを持ち込み、表面の土を掘り起こした末、異臭を放つ物を大量に投棄した。 その後、島を襲った台風による氾濫で、この異臭物が農家の土地に流れ込み栽培中のサツマイモが全滅した。 この業者は04年にも、飲料水として利用されていた井内川の源流近くに異臭物を大量に投棄している。 現在、源流の川底は赤茶け、異臭を放ちとても飲める状態でない。住民はやむを得ず、別の川の水を飲み水に利用したり、市販の水を購入したりしているという。 一体この異臭物の正体は何なのか、業者は何者なのか、島を管理している国は?リポーターの立花裕人が取材してわかったのは…。 業者は、再生利用個別指定業の指定を受けて1996年に創業した再生処理業者。異臭物は、この業者が10数社の排出事業者から処理代金を受け取って集めた食品汚泥や下水汚泥を発酵させた物だという。 業者はこの異臭物を「味の玉手箱」と称し、肥料として販売していた。しかし、さっぱり売れず、そのままサンプルという名目で投棄したらしい。 農家の訴えに最初は取り合わなかった国土交通省も、水質調査の結果、ヒ素や水銀が環境基準値を超える量が含まれていることがわかり、やっと重い腰を持ち上げた。 農地を使用不可能にしたことで、業者の元取締役に、土地の占用許可の取り消しと5月12日までの原状回復を求める戒告書を出した。 ところが元取締役はあくまで「発酵肥料である」と強弁、処分取り消しを求める訴訟を起こした。 国土交通省は、5月末までに行政代執行で汚泥を取り除き、費用は元取締役に請求するという。 赤江キャスター「とんだ玉手箱ですね」と呆れたが、とんでもないこの業者がすんなり費用を払うかどうか。 文 モンブラン
| 似顔絵 池田マコト
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