2024年 4月 23日 (火)

「人質いなきゃ犯人撃て」 正論か暴論か

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   静かな住宅街を恐怖に陥れた埼玉県川越市の拳銃立てこもり事件。犯人の金子謙容疑者(55)が拳銃自殺を図ったことで、8時間半ぶりに収束した。

アメリカなら……

   ところが『スッキリ!!』は、「アメリカなら10分で終わる」と、「長過ぎた」8時間半を問題視した。

   番組はまず、男が、立てこもりを始めてから自殺を図るまでの姿を捉えた映像を流した。

   現場は住宅街の駐車場。銀色のセダンが、前輪を田んぼに突っ込んで止まっている。その回りを右手に拳銃を持った男が落ち着かない様子でウロウロ。

   ときおり男が、威嚇するように拳銃を構える姿をカメラが追う。

   この後、車の中へ入った男が、外へ札をばら撒き始める。数枚の1000円札がフロントガラスに張り付いているのが見えた。さらに発煙筒のようなものを投げ始めた。

   さらに、男が中から何度も窓ガラスを叩いた後、突然右手に持った拳銃の銃口を自分の頭へ向けた……。

   テリー伊藤は「(男が外に出ていた時に)なぜ(警察は)撃たなかったのか。人質がいたら撃っていたと思う。警察は世論が撃ったことを認めるかどうか、後のことを考えますからね。アメリカなら撃っていますよ」と。

   また、事件を報告したリポーターの阿部祐二も「アメリカなら10分で済んだと思います。付近の住民の方たちは、これで1日の生活が台無しになった。このことも考えてもらいたいと思いますね」とダメ押し。

   今回の場合、現場近くの住民は「男は、もう死んでもいいようなことも言っていましたね」「もうオレの人生終わりだ、とも」という証言や、奪ってきた札束をばら撒くなど自殺を覚悟していた節がある。

   警察は、無関係な第3者に被害が及ばないように強硬手段を避けながら、男が自殺するのはやむを得ないと、待っていたのではないか。時間はかかるが、日本的に配慮された収束の仕方と思うのだが……。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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