2024年 4月 20日 (土)

「病気で手足切断」救う自分の細胞 新医療を追う

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   「薬ではなく、そして手術でもなく、患者本人の細胞の力を最大限利用して治療を行うのが『細胞治療』です」。番組冒頭、国谷裕子キャスターの第一声も、気のせいかいつもより明るく力強く感じられる。

1週間後、足が「温かい」

   今回のクローズアップ現代は「『自分の細胞』で病気を治せ~再生医療最前線~」と題して「革命的な治療法」(松原弘明・京都府立医科大教授)が取り上げられた。

   「まずはご覧いただきましょう」と国谷の力強いお言葉ののち、VTRに登場したのは京都府立医科大付属病院に入院してきた71歳男性。足先に血液が行き渡らず、組織が死んでしまう疾患が深刻で、すでに右足は切断されている。残る左足も見るからに黄色く、血色が悪い。

   こうした症状は糖尿病や動脈硬化の人に起きやすく、全国で400万人が患っているそうだ。悪化すると切断するしかなかったが、薬でも手術でもなく――「本来人間のもってる再生力を外からブーストするだけ」(松原)で治るという。

   その治療方法は、患者の腰骨から骨髄液を500ccほど採取し、骨髄幹細胞を抽出し、その細胞を今度は患部に注射するというシンプルなもの。骨髄細胞には血管をつくる(のを促す)働きがあるのだという。1週間後、骨髄細胞を注入した足には文字通り血が通うようになり、患者の妻は足を触って「温かい」と喜ぶほどに。4週間後には松葉杖を使って歩けるようになった。

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