特番

もっと聞きたい政界ウラ話 与良論説委員に期待

2009/1/ 3 11:10

   <ワイドショー通信簿番外編4>11月中旬にあった麻生首相と小沢民主党代表との初の党首会談のあと、「朝ズバッ!」の与良正男が面白いことをいった。会談で小沢が麻生を「あんた」と呼び、しかもそれを連発したのだという。

   小沢が自民党幹事長で飛ぶ鳥を落とす勢いのころ、麻生なんてどこにいるかわからない存在だった。しかし15年経って、実態はどうあれ相手は一国の首相である。それをつかまえて「あんた」とは――小沢が思い描く政治の、お寒い姿を暗示していた。

勝負は現場感覚

   同時に与良は、「(麻生も)堂々と国会でやろうと言えばよかったんだ」といった。これで、両者の関係、間合いというものが鮮明になった。与良はもともと「早く選挙をやれ」と言い続けている。

   事柄を図式的に解説するのはだれでもできるが、実は視聴者がいちばん聞きたいのはこういう類の話である。インパクトもあるはず。ただし、取材の第一線にいるか、渦中の人間から直接情報をとれないと、出てこない。

   与良は毎日新聞の現役の論説委員だ。論説委員は毎日、どのテーマをどう書くかを論議する。あらゆる問題が取り上げられ、専門記者が見解を述べ、解説をし、議論になる。だから、自分の専門以外の問題でも、ナマの情報と分析がたっぷりと聞ける。

   とくにニュースでは出てこない裏情報の類では、テレビ向けの話がゴロゴロあるはず。全部を出すわけにはいくまいが、タイミング良く出せば、説得力もあり個性にもなる。

   ジャーナリストのコメンテイターは多いが、結局は現場感覚がどれだけあるかが勝負。スパモニの三反園訓やフリーの上杉隆などは、聞いていても面白い。「スッキリ!!」の宮崎哲弥もそのはずだが、番組に政治ネタが少ないので生きていない。

   年が明けて、政治の先行きはますます見えにくくなっている。ぶつかり合うトップ同士が、冒頭に出てきたようなことなのだから、ますますナマの話がほしくなる。ストレートニュースのひとつ裏側の話をもっと聞きたいものである。

                                                    

ヤンヤン

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