2024年 4月 25日 (木)

ノート型PC激安路線 「日本メーカーなぜやらない?」

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   外では円高による輸出への逆風、内では押し寄せる激安家電の荒波―内憂外患の中で家電業界が存続の岐路に立たされている。

2万9000円台がズラリ

   番組は、日本の市場を席巻しつつある激安ノート型パソコンを例に、未曽有の危機をどう乗り切るか取り上げた。

   家電量販店のパソコン売り場、2万9000円台のノート型パソコンが並ぶ。1年前までは普通のノート型パソコンなら10万円前後はした。しかもパソコンだけに留まらない。テレビ、カーナビ、ビデオカメラにも格安品が……

   激安ノート型パソコンの火付け役は、台湾の「アスース・テック社」。日本市場に登場してわずか1年足らず。すでに60万台を販売、ノート型パソコン市場の4分の1を占めるまでに伸ばしている。

   従来型とどこが違い、低価格が実現できたのか。番組スタッフが台北市のアスース・テック社を取材した。

   激安ノート型パソコンの開発部門にいる社員は280人。平均年齢は29歳。2か月に1度の割で新製品を打ち出しているという。

   もともとはソニーやアップルなど海外パソコンメーカーの委託生産で成長してきた会社だが、景気に左右されやすい委託生産から、軸足を自社ブランド製品に切り替えた。

   で、日本市場に投入したのが激安ノート型パソコン。同社のCEO(最高経営責任者)は、機能を増やすのではなく、逆に絞り込んでシンプルな機能にしたのだと、次のように語った。

「今では、通信機能さえあればインターネット上で表計算もワープロもできる。高機能は余分です。インターネットの発展の中にビジネスチャンスがあると確信しました」

   確かに、激安ノート型パソコンには表計算、ワープロ機能はない。できるのはインターネットとメールだけだ。

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