2024年 4月 20日 (土)

景気対策か人気対策か 麻生首相「83人からアイデア」

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   <テレビウォッチ> 「景気対策」一点張りで、解散などどこ吹く風の麻生首相が、妙なことを始めた。「経済危機克服のための有識者会合」。83人の有識者から、「1人6分づつ」アイデアを聞こうというもので、連日官邸で聞き取りが続いている。

小倉:ひとり6分でしょう?

   どんな人たちかというと、経済評論家の勝間和代、聖路加国際病院理事長の日野原重明、反貧困ネットワークの湯浅誠ら、経団連会長から有名企業のトップ、証券・銀行、大学学長から医師会、シンクタンク、消費者団体にいたるまでを網羅。橋下大阪府知事や東国原宮崎県知事も入っている。

   小倉智昭が目ざとくリストをみて、「ゴールドマン・サックスの会長さんなんて、景気悪くしちゃった人でしょ?」

   それぞれのアイデアを首相や担当大臣に直接伝えるというのだが、問題はそれをどうさばくのかだ。「いろんな意見は出ました。ではどういうプロセスで選んでいくのか、道筋がみえない」という声もある。83人もの意見を並べたら収集がつくまい。結局は役人が選ぶのか?

   初日を終わって首相は「参考になる話がいっぱい。今日も期待してます」

   これまでに出たユニークなアイデアを並べてみると……

   ◇ 西松遙・日本航空社長「中国からの旅行者のビザ発給条件を緩和することで国内消費を生み出せる。経済効果を金額換算すると2兆8000億円」

   ◇ 中谷巌・三菱UFJリサーチ理事長「消費税を20%に。かわりに国民1人当たり20万円を給付したらどうか」

   ◇ 星野佳路・星野リゾート社長「GWを県ごとにずらして実施。混まないので旅行がふえる」

   笠井信輔はほかにも、「1年2年、贈与税を無税にする。新しいお金の流れが消費につながる」などを紹介して、「発想が必要だと」という。

   小倉は「83人がひとり6分でしょう?」と懐疑的だ。

   映像で河村官房長官が、「大変恐縮ですが、おひとり3、4分でお願いしたい」といっていた。

   小倉は、「河村さんなんか、あのテンポでしゃべったら、3、4分で何もしゃべれませんよ」ときつい一発。

   聞き取りは3月21日まで行われるそうだが、国会が終わった後にやってるのかしら?

   ちなみに、今日(3月18日)の朝日新聞の世論調査で、政治への強い不満が出た。「将来像を示していない」「国民の意思を反映していない」がともに9割では、こんなことしてる場合ではないのでは?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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