2009年新入社員の経済見通し 「明るい・良くなる」相次ぐ訳
<テレビウォッチ>今年の新社会人は82万人だそうだ。きのう(4月1日)各地でさまざまな入社式が行われた。社長の訓示も「赤字の見通しは……」など切実なものが多かったなか、ひとり元気だったのが日本マクドナルドで、ホテルでのパーティー形式。ちょっとした明暗。
折から日銀短観は、業況判断指数が「過去最悪」のマイナス58ポイント。そこで、番組が入社式の新人たちにじかに聞いた。結果は……
「不安がいっぱい」「給料大丈夫かな」「何もかも高い」「先が見えない」
「いつ辞めさせられるか」「いつ自分が?」「政治不信」「つぶれないか」
「食べていけるかどうか」「年金問題」「老後の安心」「介護が自分のときまで続くか」などなど。
小倉智昭が、中野美奈子に「どうだった、フジテレビに入ったころは?」
「不安もありましたけど、これから楽しみという感じだった」
「我々のころは、やってやろうと思っていたが、今の人たちは不安の方が強いんじゃないの?」(小倉)
ところが意外や、長谷川が「こんな回答も多かったんです」とVTR。
「将来は明るいと信じてます。パワーのある新入社員がいっぱいいる」
「100年に1度というので、生きてるうちはもうこういう危機はこない。前向きに考えていく」
「がんばってポジティブに変えて、社会も変えていきたい」
「社長のあいさつで今がどん底と。これからは良くなっていく一方」
長谷川豊が「新しい風ですよ。気持ちよく帰ってきた」という。「頼もしいね」と小倉。
番組は別に、ネットを使ったアンケートもやった。結果よりも、スタジオが面白かった。
まず「同じ会社で働きたいか」 69.4%
小倉が「いつもより多い」。「そうです。例年より多い」と長谷川。
次に「初任給を何に使う?」
ここ数年は、「貯金」が多かった。今回も71.4%だが、これが2位。
「1位は何だと思います?」。なんと「両親のための贈り物」が73.6%。
小倉が「当たり前じゃない」
「いやいやそうじゃなかったんですよ」と長谷川。
「当たり前ですか?」と眞鍋かをりが妙に小倉にからむ。
「今の子はしっかりしてますからね」と福田和也。
小倉は、「親父に盆栽の本を買って、おふくろに時計買ったら、金がなくなっちゃった」(笑い)
前田忠明は「オレは何もしなかったな」
「飲んじゃった?」「うん、飲んじゃった」
眞鍋は「わたしも就職氷河期の世代だけど、今年の人たちはバブルの直前に生まれた世代で、なんか足が地に着いている感じがする」