2024年 4月 25日 (木)

韓国ロボット界「自信満々」 日本との「国際標準」バトル

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   「新たな成長産業を生み出そう」。官・民による日本経済復活への胎動が始まっているという。

   その一つが、車載用に用途が拡大しつつあるリチウムイオン電池。いずれ大容量化と出力アップに成功すれば太陽光発電や風力発電で得た電力を蓄え、家庭用に供給する新産業へ成長する可能性を秘めている。

リチウムイオン電池に期待

   番組では、このリチウムイオン電池を巡る最近の動き、さらにそうした技術力を市場で生かす「国際標準」獲得へ向けた動きを追った。

   携帯電話やノートパソコンなどの需要拡大とともに成長してきたリチウムイオン電池。モバイル用から車載用に用途が拡大しつつある現在、世界のトップランナーを走るのが日本勢だ。

   三洋電機、ソニー、パナソニック3社合計で、世界市場の60%以上のシェアを誇っている。「09年はリチウムイオン元年」(業界)という声も聞かれるこの市場へ、かつて撤退した東芝が再び挑戦を表明した。

   この3月期に2800億円の営業赤字が見込まれている同社が、数100億円の資金を投入し、リチウムイオン電池の開発に本格参入するという。

   素材メーカーもこうした動きに呼応する。三菱化学は、現在のリチウムイオン電池の100倍を超える電流が流れても安全な素材の開発に取り組んでいる。

   また傍観していられないのは下請けメーカーも同じだ。このほど、自動車関連の下請けメーカーが多い神奈川県が音頭を取って、『リチウムイオン電池研究会』を立ち上げている。

   参加したのは、機械、電池製造、化学などのメーカー。連携してリチウムイオン電池の部品分野に積極的に参入していこうという趣旨だ。

   スタジオには、日本総合研究所の高橋進・副理事長が生出演。国谷キャスターが「次の産業としてリチウムは期待されていますが、ポテンシャル(潜在的能力)をどう見ていますか?」に、高橋・副理事長は次のように答えた。

   「産業のコメといわれた鉄から、21世紀は電池が新しいコメになっていくのではないかと見ています。

   目先、大容量化やコストダウンなどの課題があるわけですが、克服するために他の産業分野がこぞって協力すれば、鉄や自動車と並ぶ産業のピラミッドを形成すると思う」

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