名だたる「ゲック」月9である。主演は中居正広である。脇に人気の上戸彩、谷原章介、佐藤隆太、釈由美子、りょう、小日向文世、風吹ジュン、橋爪功ら、主演級スターをずらりと並べる贅沢な配役で、これで20パーセントの視聴率はちょろい。と、作り手が考えたかどうかは知らないが、今はやりの言葉、「婚カツ」をテーマにいっちょ連ドラを作ろうと考えた安易さが丸見えで、シラける。しかも、視聴率は20パーセントに遠く及ばない数字なのだ。
嘘が元で婚カツに狂奔する羽目になったアルバイト区役所職員・雨宮邦之(中居正広)の実家の家業がトンカツ屋とは、極め付きのやっつけ仕事で、いくらコメディだからといってもチープ過ぎである。中居を流行の草食系男子という設定は言えてるが、中居クン、中年ぽくなった。ほとんどオジサンである。
今が旬でモテモテの上戸彩、他局で主役を張る釈由美子、野球根性ドラマで当てた佐藤隆太らは夫々売れっ子のオーラがあるはずなのに、ここでは余り生かされていない。というより、素材がてんでんバラバラに動いているという印象で、全体として上等な喜劇になっていないのである。20歳そこそこの上戸と中年っぽい中居とでは噛み合わないし、佐藤と中居が親友という設定も無理がある。
つまり、初めに婚カツというはやり物ありきで作られたドラマだから、長年のプロから見ると、仕掛けがバレバレになるのである。
(黄蘭)

関連記事
ツイート数ランキング
おすすめワード
【スポンサードリンク】
|