魔球のようなノラリクラリ会見 どうなる野球・関西独立リーグ
2009.05.21 13:21
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<テレビウォッチ>よく知られたプロ野球(NPB)以外にも、小規模なインディー系のプロ野球リーグがある。今2009年旗揚げした「関西独立リーグ」もそのひとつだ。
しかし、運営会社が各球団に3000万円の配るはずの分配金が未払い状態。これを支払うことで両者が合意した――と、関係者が記者会見を開いたが、その場で二転三転。『大どんでん返し会見』となった。
席上、運営会社代表の説明はどうにも曖昧だった。「(分配金の)原資としてはあるんですけど、それに関しては手続き上、こちらもいろいろと問題ありますので」等、なんとか取り繕って、その場を乗り切りたそうな様子だ。「お金があるのか、いつ払うのかはっきりしないと、この人たち(各球団)動けないんですよ」と聞いていた記者が怒り出す始末。
会見の途中で、4球団の代表が耳打ちしあうと、突然驚きの宣言が飛び出した。運営会社に愛想を尽かした4球団が、そろってリーグから脱退するというのである。会見は紛糾し、別室で1時間会議が行われた。その結果、今度はリーグ運営会社のステラがリーグから脱退することに決まった。
新体制で出直しとなる新リーグだが、問題は今後存続できるかどうか。「リーグを支援してくれる新しいスポンサーを探している」(笠井信輔アナ)というが......。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト