2024年 4月 20日 (土)

南田洋子が死去 「さよならも言わず…」

テレビウォッチ>きのうの今日だった。長門裕之(75)はおととい(10月20日)夜、妻南田洋子さん(76)の入院とその後の容態について初めて会見したのだったが、そのわずか13時間後、きのう10時56分、洋子さんは逝った。

   「愛しい、大好きな、すてきな女房が、さよならも言わずに永眠いたしました」と長門はきりだした。明治座での公演が終わったあとの19時。

「午前の公演が終わった後、さりげなく風のように耳に入ってきました。あ、逝ったのかと……今日なのかい? この日なの? と向こうへ行ったら聞いてみますよ」

   長い長い物語だ。1956年、映画「太陽の季節」での共演のとき、出演料はすでにスターだった南田は170万円、対してかけだしの長門は17万円だった。その後61年に結婚して、48年だった。

   夫婦そろって映画、テレビで活躍。芸能界で1番のおしどりといわれたが、長門の女性関係や借金など、決して平坦ではなかった。南田さんは「おしどりってすごい大変な生活なの」といったこともある。

   4年前から南田さんが認知症になり、脳梗塞などもあって、長門が献身的に介護をつづけてきたが、10月17日にくも膜下出血で倒れ、植物状態になっていた。

   「俺を待ってくれるただ1人の女性だから、この4年間は楽しかった。手をあわせるのは思い出の中だけなんです。思い出の中で……」とここで、こらえきれずに顔をゆがめて、「洋子は生きていますから」

   前日の病状会見ですでに、「一生分のキスをしてやりました。顔の皮膚感覚、形を覚えた。さよならということです」と、覚悟を述べてはいた。が、周囲もいまは長門を心配している。

   小倉智昭は、「すてきな女優さんでしたが、ボクは競馬場でお目にかかることが多かった。きらりと光る人だった」

   前田忠明も「一昨日の会見でも覚悟してましたね」

   何があったにせよ、これだけ愛されていれば幸せだろう。

文   ヤンヤン
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