2024年 4月 18日 (木)

えん罪かも? そのとき警察は…

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<テレビウォッチ>またしてもえん罪だが、こんどは警察がそれを隠しにかかったのでは、という疑惑。

   婦女暴行などの罪で2年間も服役した男性が、実はえん罪だったと分かったのは2007年。別の事件で服役中の真犯人が、男性に直接語ったとこから判明。富山県警は、「犯人でなかったことが分かった。裏付け捜査が甘かった」と謝罪している。

   男性(42)は、氷見市内で発生した強姦事件の犯人として、逮捕・起訴された。男性は、「警察では、自白を強要された」といっている。裁判では「顔が似ている」という証言と「自白」だけで3年の実刑になった。

   2年服役した後の05年に仮出所となったが、その後07年11月、服役中の受刑者から「伝えたいことがある」と連絡があった。高岡拘置所の面会室で受刑者は、男性の容疑になった事件は「自分がやった」と謝罪した。

   これでわかったのは、02年の1月と3月に起きた事件で男性が拘置中の8月にも、同じ氷見市内で同じ手口で受刑者が事件を起こしていた。しかし警察は調べ直すことをせず、また、男性にはアリバイを示す電話記録もあったが、取り上げずそのまま裁判に入っていた。

   今09年4月、受刑者から番組へ手紙がきた。それには、富山県警が当初、事件の発覚を隠そうとしたとあった。どういうことか。

   受刑者は06年、鳥取で逮捕され、のち氷見警察へ移送された。そこで氷見でも事件を起こしたといったが、警察は奇妙な反応だったという。事件の場所や内容を聞いても「ない」という答え。「何か変だと感じた」と手紙にあった。

   そこで岐阜刑務所に受刑者を訪ねた。当時、記憶の鮮明な事件について話そうとすると、警察は調べをやめたり別の事件にいこうとしたりしたのだという。話そうとしたのは「1月の事件」だった。すでに男性が服役したものだ。受刑者は、「隠そうとしていた」といった。

   レポーターの井口成人が、「もし記憶があいまいだったら?」と聞くと、「多分警察は隠した、えん罪は発覚しなかったと思う」と答えたという。

   男性は今年5月、えん罪事件で検事、警察官を相手に約1億円の国家賠償訴訟を起こした。

   番組は富山県警に、「警察内で疑問は出なかったのか」などの質問状を送ったが、「訴訟中だから答えられない」。

   井口は、このころ富山県警で「覚せい剤もみけし事件」があり、当時の県警本部長らが有罪判決を受けた直後だった。ために、不祥事のダブルパンチ(えん罪の発覚)を避けようとしたともとれるという。

   松尾貴史は、「署内で疑問に思ったかどうかは、訴訟とは関係ない。事実の問 題でしょう」

   鳥越俊太郎も、「1月も3月も8月も、被害者から事情を聞いたのは、同じ女性刑事なんです。手口も同じだから気がついているはず」

   松尾「わからなかったら、よっぽど無能」

   赤江珠緒「そうすれば、誤認逮捕もなし、罪を重ねることもなかった」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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