2024年 4月 25日 (木)

ベンツに100円で乗る法 ここまで来た価格破壊

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テレビウォッチ>「は~ぁ、これ便利だけど、クルマ売れないよ」。キャスターのみのが叫んだのは最近登場し、好評の格安レンタカー。

   12時間2525円や10分間100円、さらにワインレッドのベンツが5分間で100円という激安まである。その安さの秘密を番組が取り上げた。

   12時間2525円という大手レンタカーの約半額で格安レンタカーを展開しているのは2008年12月オープンした『ニコニコレンタカー』。わずか2年で全国に250店舗にまで規模を拡大している。

   安くて便利を売り物にしているのが、自動車販売会社が東京・日本橋のオフィス街で営む『カーベル』の100円レンタカー。10分100円刻みで借りられ、1時間なら600円だ。

   さらに激安感があるのは大阪・高槻市にオープンしたばかりの『マス星自動車』。ワインレッドのベンツが5分間借りて100円という。

   なぜこんなに安くできるのか、その秘密は……

   2つ理由がある。1つは、中古車を使っていること。もう1つは、ガソリンスタンドや中古車販売会社の副業経営で、基本インフラへの投資がかからないことだ。

   となると、今後大手レンタカー会社を巻き込んだ低価格競争がますます激しくなる可能性が大??

   専門家は「起こらざるを得ないですね。誰でも参入できる。カーシェアリングでなくて、もしかすると激安レンタカーが主流になる可能性がある」という。

   1000㏄5人乗りの普通乗用車を4年間使用した場合、番組が試算したところでは……

・60万円で中古車を購入で年間に維持費は約60万円
・ 週12時間格安レンタカー利用の場合、年間負担は13万~16万円。

安くて便利は結構なのだが、これではみのが言う通りクルマは売れない。それどころかデフレの怖さをジャーナリストの嶌信彦が心配する。

   「新しいビジネスチャンスを見つけたということになるんだけれども、これがますますデフレを呼び、賃金が上がらないのでデフレスパイラルになっていく。ひとつの現象としては面白いが、どんどん広がると日本経済の復活はなかなか進まない」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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