<テレビウォッチ>赤江珠緒が言うように、「メダルを取らしてあげたかった」。フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(30)は1歩、表彰台に届かなかった。
長野から1段1段
長野の7位に始まり、ソルトレイク6位、トリノ5位と、1つずつ順位をあげ、今回のバンクーバーが4位である。
「なんで、こんな1段1段なんだろう」と、彼女は何度も涙をぬぐった。
専門家によれば、上村の力なら、もう1秒半はタイムを縮められたという。スピードに乗り切れなかったそうだ。高速で滑り降りる武器となるカービングターンには、ずいぶん磨きをかけたはずだったが……。