2024年 4月 26日 (金)

「雲海出て!」気象予報士・天達武史、自分の予想より神頼み

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   気象予報士の天達武史が各地の旬を求めて歩く「旬学旅行」。今回は雲海を見ようと宮崎・高千穂町へやってきた。高千穂といえば、数々の神話に包まれた土地柄。気象予報士も神様にお願いすることになった。司会の小倉智昭が「最近かなり東京から離れるようになったんだ」と軽いジャブ。

   雲海のシーズンは10月中旬から12月上旬とされる。れっきとした気象現象だから、天達も「間違いなく見られる」と天気を予想して日を選んだというのだが……。

シーズン中でも出現は3回程度

   高千穂へは熊本空港から特急バスで2時間。晴れた日の夜の放射冷却で地表が冷え込むと、盆地のため、翌朝、一帯が霧に包まれ、高いところから見下ろすと、これが雲海というわけだ。ただ、条件はひとつではない。

   天達が地元で聞くと、「見たことない。地元ですけど」という女性。「予期せぬときに突然出たりするから」という男性。「冷え込んで、無風状態で晴天でなければダメ」とタクシーの運転手さん。

   そこで、雲海の写真を撮り続けている町企画観光課の甲斐宗之さん(39)に聞いた。写真はさすがに素晴らしいが、甲斐さんは「天気のいい日の次の日に出やすい。朝6時半ですね」という。

   それで日中は観光名所めぐり。まずは代表的な「高千穂峡」。真名井の滝の絶景から、お次は天照大神(あまてらすおおみかみ)神話の天岩戸神社。ご神体が天照大神がお隠れになった洞窟そのものなのだというが、テレビ撮影は禁止。特別にお祓いを受けて拝殿所まで行けることになって、「ウワー、これがそうなんだ。何か神秘的」と叫んだが、映像はなし。

   さらに、パワースポットだという天安河原(あまのやすがわら)では、石を積上げると願いがかなうというので、天達はさっそく石を積んで「雲海が見られますように」

   そして夜明け前、国見ヶ丘には雲海を見ようと続々と人が集まっていた。 「アーッ、出てますね」と天達。のぼる朝日を受けて、盆地にうっすらと霧がかかっていた。同行の甲斐さんも「薄いけど出てますね。もう少し湿度が高いと完璧だったかも」

   たしかに一面の厚い霧ではなく、町の家々が透けて見える程度。だが、なかなかいい感じだ。天達は甲斐さんに「願いかなった。ちょっと薄かったけど」と書いた絵日記をプレゼント。めでたし、めでたし。

   小倉「雲海の達人に、これは『雲海です』と言ってくださいと頼んだんだろう」(笑い)

   天達は「シーズン中に本当に雲海といえるのは3回くらいしかないそうです」と、今後1週間の天気から予想して「いいのは27日です」。だが、やっぱり神頼みが必要といった口ぶりだった。

   おみやげとして郷土名物の「カッポ鶏」を持ち込んだ。太い竹の筒を直接火にかける鶏の煮しめだ。「うまーい」と中野美奈子。小倉が「これだけおいしい料理をなんでVTRのなかに入れないの?」(笑い)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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