2024年 3月 29日 (金)

下河辺和彦・東電新会長「弁護士仲間で仙谷お気に入り」

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   東京電力の次期会長がようやく決まった。野田首相は昨日19日(2012年4月)、政府の原子力損害賠償支援機構の下河辺和彦運営委員長(64)に東京電力会長を引き受けてくれるよう要請し、下河辺はこれを受諾した。

経済人に次々断られて「最後の頼み」

   司会のみのもんたが「当初、政府は3月中には会長人事を決めるといっていたのに、何でこんなに遅れたのでしょう」とコメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)に聞く。

なんで遅れたの?
「元経団連会長の奥田氏など大物財界人の名前が何人も上がった。しかし、そのたびごとに消えていった。また政権交代などがあって、いつはしごを外されるか分からないという不安があったからです」

   尾崎弘之(東京工科大学教授)「日本郵政の西川さんの例もある。郵政民営化を掲げながら、民主党がやったのはまったく逆なこと。経済界には民主党への根強い不信があるのでしょう」

   下河辺は倒産した信販大手ライフの立て直しに関わるなど、企業再生のベテランという評価は高い。仙谷由人・民主党政調会長代行とは弁護士仲間で、今回の起用も「仙谷人事」と見られている。

   
文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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