2024年 4月 24日 (水)

3・11特集アッキー3年目の東日本大震災・被災地の旅…昼も「あさイチ」特別編

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   東日本大震災から3年目ということで、「あさイチ」も特別体制の放送となった。柳沢秀夫解説委員長も久しぶりに参加して「10代が見た震災3年」が取り上げられた。3年前の3月11日に卒業を間近に控えていた中学3年生たちも被災し、3年後の今年は高校を卒業する。家族を失った生徒もあり、「絶対に地元で働きたい」と話す。

   福島県の小中高生の不登校は2011年度に比べて2013年度は9・7%増えたという。全国平均はマイナス1%だ。寺門亜衣子アナは「仮設住宅での生活、環境の変化など震災の影響があるのかもしれません」と伝える。

   被災地を何度も訪れている柳沢「大人とは違った受け取り方があるのでしょう」

福島・三春の仮設住宅で3年…東電福島原発元作業員「子どものためにももう帰らない」

   「ピカピカ☆日本」も被災地の旅だった。アッキーこと篠山輝信(タレント)の「バスで!列車で!アッキーがゆく『復興の地』」だ。篠山は1年前に北海道根室市から宮城県石巻市までを旅し、今回はその石巻から内陸部に寄ったりしながら沿岸部を茨城県那珂湊に向かった。

   この日の放送では福島県三春町にまず出かけた。あの滝桜で有名な町だ。篠山は震災1か月後にここを訪れていて、満開の桜の周りには原発事故から逃げてきた福島県富岡町からの住民たちもいた。3年後どうしているのだろうか。平沢仮設住宅に住む渡辺雄樹さんは3月11日、東京電力福島第一原発で働いていた。避難直後は富岡に変えるつもりでいたが、今は気持ちが変わった。「息子の望に友達ができて、三春の子供として生きているので」と言う。

   井ノ原快彦キャスターが補足した。「原発に勤めていた渡辺さんは廃炉の作業はやりますと言っていました。自分の親と自分たちのマイナスだから子供の世代に押し付けてはいけない、問題の先送りは許されない事だとね」

   篠山はさらに小名浜に向かう。福島で有数の漁港だがいまは水揚げは少ない。市場を見ても並んでいるのは青森や茨城の魚ばかりで福島のものはなかった。漁師によると「以前は地元のものが5割以上だったが、いまは5%だよ」。操業を再開しても漁業の立て直しと暮らしの見通しは立たない。

   9時30分を過ぎて、番組は「解決!ゴハン」コーナーに移っていったが、きょうの「ピカピカ☆日本」はこれで終わりではなかった。昼の定時ニュースのあとに「あさイチ特別編」が放送されたのだ。

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