2024年 3月 28日 (木)

錦織圭「全米オープン」決勝相手チリッチ―格下だが「ケイのリズム崩す」

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   テニス全米オープン男子シングル準決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッッチを破って決勝に進出した錦織圭選手(24)の試合を、プロテニスプレヤーの杉山愛が分析した。

   日本時間7日未明に始まった第1セットは錦織が主導権を握り6-4で取った。杉山は「リターンの精度が高くなっていますね」と解説する。しかし、第2セットは奪われ、第3セットへ。7度のジュースという激闘の末7-6でものにした

   杉山「10分間を超える長いゲームになりました。最初の流れはジョコビッチにありましたが、ジュースを何回も繰り返すうちに、錦織選手が最終的に取ったのは精神力が一番大きかったと思います」

   第4セットに入ると、スタンドの観客席から「ケイ、ケイ、ケイ」の大合唱が起こる。声援に押されるように錦織が6-3で破りガッツポーズ。戦い終わった錦織は「ただ驚くばかりです。ナンバー1の選手を破って本当にうれしい」

198センチから繰り出す切れのあるサーブ

   司会の加藤浩次「やりましたね。杉山さんはずっと前から言っていましたよね、4大大会で勝つ実力があるって。でも、本当かなって思っていましたけど」

   杉山「テニスでも、気持でも、すべてで(ジョコビッチ)上回っていましたね」

   もう一つ驚いたのは、観客席のケイへの声援である。現地で観戦した日本人ファンも「すごかったですね、会場の雰囲気も。皆さんが(錦織を)応援していたのがうれしかった」という。

   「ニューヨークポスト」の記者は「ケイは素晴らしいパフォーマンスだった。USオープンなのに、私たちは東京にいるように感じました。みんながケイに声援を送ったのは、番狂わせを望んでいたからでしょう」

   決勝戦は日本時間9日(2014年9月)午前6時から始まる。相手はクロアチアのマリン・チリッチ選手(25)だ。世界ランク16位の格下で、錦織と同じ4大大会の優勝経験はないが、過去の対戦成績は5勝2敗で錦織が優位にある。チリッチは198センチの長身を生かした切れのあるサーブで「ケイのリズムを崩す」と強気だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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