2024年 3月 29日 (金)

「論文でっちあげ」横行!STAP細胞だけじゃない・・・大学や研究機関で次々

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   1年前、「世紀の発見」とされたSTAP細胞問題が世間を騒がしたが、生命科学の分野では近年、論文不正が相次いでいるという。昨年2014年だけで筑波大学、東京慈恵会医科大学、山梨大学、理化学研究所、東京大学で不正が発覚した。こうした不正な論文によって研究費が付き、研究が評価されている例もある。

東京大「加藤研究室」165の論文のうち33に捏造!研究費30億円

   昨年12月、STAP細胞問題の調査結果の会見があったのと同じ日に、東京大学でも論文不正の調査に関する会見が行われた。対象は分子細胞生物学研究所の旧加藤研究室だった。加藤茂明元教授が主宰し、研究者40人ほどがいて、女性ホルモンと骨粗しょう症の関係を明らかにするなど、ホルモンや遺伝子の分野で先端的な研究を行ってきた。15年間で30億円もの研究費が投入されたという。

   しかし、2011年に論文に不正疑惑が持ち上がり、翌年から大学の調査が始まった。それによれば、1996年から2012年の論文165のうち33の論文に捏造、改ざんなどの不正があり、加藤元教授をはじめとする研究者11人が関与したとされた。報告書は、著名な学術雑誌に論文を掲載するためにストーリーに合った実験結果を求め、それが甚だ行き過ぎていたなどと指摘していた。

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