空気読めない首相が、その在任中で、たぶん初めての美しい決断を下した。ただし、国会での所信表明のわずか2日後の辞意表明と、タイミングの悪さは健在だ。

辞任に関連して気になる「健康問題」。番組に特別出演した"安倍の盟友"、中川昭一・前政調会長は「精神的な問題もあったと思う」と認め、精神科医の和田秀樹は「うつ状態でかなり悪そう。朝青龍より悪いのでは」との電話コメント。さらに昭恵夫人が8月中旬に受けた日テレのインタビューで「夫は疲れていて、話しかけてもうわの空」などと語る様子も流れた。
麻生の裏切りや小沢の会談拒否、国民の無理解などが重なって、首相の頭の中はアップサイドダウンになり、この数日でとくに進行したものと察せられる。
で、後任は誰か――テレビ的に話題性のある「小泉再登板」要請の動きが大きく取り上げられる。しかし、本人は消極的で、現実にはほぼナシだとか。今日の出演者で言うと、片山"チルドレン"さつきは小泉支持でハッキリしているが、中川、平沢勝栄・衆院議員の二人は無難な一般論。
ここは一級の人物鑑定家だと自負するテリー伊藤の意見を聞いてみよう。「下世話な考え方ですけど」と断るが、これはいきなり蛇足。いつものことだ。
「舛添さん、国民的には人気ある。自民党内では下っ端かもしれないけど、宮崎県では、そのまんま東知事が大人気だし、ちょっといいんじゃないか。やってもらったらどうかと…」
しかし、平沢が答えて言うのには「総裁選はほぼ国会議員の票で決まる。舛添さんが、議員票をどれだけ集められるか」。舛添候補は泡沫扱いのようなんであった。