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阿部レポーター「難しい裁判に」 渋谷夫バラバラ公判

【 スッキリ!! 】
08/1/23 コメントを見る・書く(1)
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   「セレブ妻による夫切断事件」の第4回公判の模様を阿部祐二リポーターが再現報告する。

自分に対する憤りも

   この日は歌織被告の母が証人として出廷した。全身、黒の服装で現れた母の、背はまるく、宣誓証書を持つ手は震えていたという。これに対して被告は赤のタートルネックに赤のフリースジャケットという装い。いつものように目を伏せ、無表情だったそうだ。

   阿部は、被害者である夫、祐輔さんのドメスティック・バイオレンス(DV)が裁判の焦点になっている、と説明する。

   母の証言では、結婚当時は「君がいないなら人生の意味はない」と言っていた祐輔さんが暴力行為に出るまで大した時間はかからなかったという。歌織被告は「顔にお茶やツバを吐きかけられ、外出できないように洋服を引き裂かれた」などと家族に訴えていた。

   離婚を決意した被告は、一旦実家に帰ったことがある。このとき電話をしてきた祐輔さんは「酒はやめます。歌織に手は出しません」と許しを求めたという。しかし、この後もDV はやまず、被告の家族は離婚を望む。が、最初から入籍に反対していた父とのさまざまな確執もあった被告は、以後、実家に戻ろうとしなかった。こういう事情を察知したのか、祐輔さんは、2年前の5月頃から「金は俺のものだ。家から出て行け」と言いだす。夫婦のダブル不倫も絡んでいた。忌わしい切断殺人が起こったのはその年の12月である。

   阿部「公判は犯行時、DVがあったかどうかがポイントになっているが、これまでの証人はそこを証言しきれていない」

   おおたわ史絵「被告がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥っていたかどうかが争点になると思う」

   江田「母の証言はある程度、割り引いて考える必要がある」

   テリー「祐輔さんのDV の最大の原因は、歌織被告の愛人からの生活費援助を甘んじて受け入れざるを得なかった自分に対する憤り、情けなさも含めたものだったろう」

   阿部「傍聴席にいると歌織被告の立場も、祐輔さんの立場も、両方ともわかる。そしてまた、言葉による暴力をどう判断すればいいのか。難しい裁判になる」

   傍聴席に向かって深々と頭を下げる被告の母に、祐輔さんの父は、自分の顔はそむけ、祐輔さんの写真を突き出してみせたという。愁嘆場である。

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