2024年 4月 27日 (土)

エレクトロニクス

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歴史

テレビの普及で部品メーカー急成長する

Junk shops of DVD
Junk shops of DVD

  日本のエレクトロニクス産業は、はじめにラジオやテレビの人気により火がついた格好だ。戦中戦後はラジオの需要が拡大し、1964年の東京オリンピックではカラーテレビの需要が急増。これに伴い、内部で使うエレクトロニクス部品の産業が急成長したのだった。 ラジオやテレビには大量の電子部品が必要となる。こうした部品には半導体のほか、半導体素子やコンデンサーなど、さまざまな部品が必要となる。こうした部品を作っている京セラTDK村田製作所などは優良企業として知られている。時には最終製品を作っているソニーや松下などのいわゆる「セットメーカー」よりも多い利益を出している。ただ、最近では国内の労働力のコストが海外に比べて割高になっていることから、中国など外国に生産工場を作って活路を見いだす企業が多い。

90年代半ばに世界市場の約4分の1を占める

  かつては大手電気各社が手がけて群雄割拠の状況にあった日本の半導体事業は、世界のベスト10のうち、5社がランキングするほどで、日本メーカーの売上高合計額は90年代半ばには世界市場の約4分の1を占めるほどであった。しかし、韓国のサムスン電子などアジア勢などの追撃を受け、事業は衰退。事業統合や撤退の動きが相次ぎ、現在ではかなり整理された形になっている。

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