2024年 4月 20日 (土)

エレクトロニクス

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将来を展望するための3つのポイント

ポイント1
徹底的コストの低減できるか

  特にDRAM業界では韓国サムスン電子を筆頭として、世界的に有名な企業がいくつもあり、アジア拠点などを使って徹底的な低コスト製品を出している。これに日本のエルピーダメモリが対抗するためには、規模を拡大して量産効果を出すなど、徹底的なコストの低減が必要となる。システムLSIの会社でも同じことがいえる。海外に比べて割高といわれる間接費の削減も急務だ。また、コストの低減を通じて、利益率の改善を行うことも不可欠になる。

ポイント2
国家的プロジェクト運営で国内勢の結束保てるか

DVDのジャンクショップ
DVDのジャンクショップ

  海外勢がコスト面での優位性を出している中、日本勢はコストだけでなく技術的な面でも十分対抗できることを強調していく必要がある。現在、経済産業省が主導している国家的半導体開発事業「MIRAIプロジェクト」や、半導体の知的財産を有効に活用するための「ASPLAプロジェクト」などが行われている。国内勢が結束し、こうしたプロジェクトを実効性のあるものにしていく必要があるだろう。

ポイント3
海外への販路拡大できるか

  日本の半導体メーカーは国内では圧倒的な強さを発揮しているが、海外への販売は遅れている。米国では今後、デジタル家電の販売が増加する一方、自動車へのシステムLSIの採用が拡大するのは必至である。日本の半導体メーカーは、こうした面で世界市場に一定の存在感を示していく必要がある。

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