2024年 4月 20日 (土)

食品

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歴史

食生活の洋風化にともなって発展

 日本の食品業界は、事業所、従業員数、市場規模の点で、いずれも全製造業の10%を占めるなど、製造業では機械工業に次ぐ大きな業界である。 しかし、業界の中身を見ると非常に多くの食品分類に分かれており、中小企業が非常に多いのが分かる。また歴史の古い伝統のある企業が多いのも食品業界の特徴だ。しょうゆの最大手でシェア3割を握るキッコーマンの設立は1917年、調味料国内最大手の味の素の設立は1925年、菓子業界の大手の一角を占める森永製菓の設立は1910年、ビールのシェア2位のキリンビールの設立は1907年のことである。まず家業としてしょうゆや菓子の製造を手がけたのが創業のきっかけであり、その後、日本経済の成長や日本人の食生活の改善や洋風化にともなって発展してきた。 したがって現在のいまになっても、依然、単品経営的な色彩が強く、欧米の食品メーカーに比べると国際化や多角化の点で見劣りがする。総合食品メーカーとして現在トップの味の素(創業はグルタミン酸ソーダという調味料)でさえも、売り上げはまだ100億㌦未満(1兆円強)。世界の食品大手であるネスレの売り上げ542億㌦、クラフト・フーズの売り上げ297億㌦、ユニリーバの売り上げ257億㌦など世界を代表する食品企業と比べれば、出遅れ観は否めない。

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