2024年 4月 25日 (木)

食品

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

将来を展望するための3つのポイント

ポイント1
食品衛生の管理能力

  牛乳業界では食中毒事件をきっかけに雪印乳業が解体、雪印の牛乳部門は03年から農協系の全農全酪連系の2社と合併して日本ミルクコミュニティーという会社が新たに発足した。食品会社にとって安全管理の怠慢は致命傷となる危険性が高い。今後も同様の再編劇が繰り広げられる可能性がる。

ポイント2
ニーズ汲み取る開発力

  食品業界に限ったことではないが、消費者の食のニーズをいかに適切にタイミングよく汲み取り、それを製品化することができるかという製品開発力が重要である。トイレタリーの雄、花王は「エコナ」ブランドの食用油で見事に食品分野への参入を果たした。エコナというブランドで、健康志向の消費者ニーズをつかんだのが勝因だ。食品という画期的な新製品が出にくい業界では、消費者ニーズの察知というマーケティング力が大きな決め手となる。

ポイント3
海外への販売どこまで出来るか

  欧米やアジアにおいて日本食への関心がますます高まる中で、そうした追い風をいかに自分の側に引き付けることができるのかが勝敗の分かれ目となる。その点で注目されるのが、日本の伝統的な調味料であるしょうゆを国際的なブランドにまで押し上げたキッコーマン。しょうゆの連結ベースでの海外の売上高は2割だが、利益貢献ベースでは海外のしょうゆの販売は5割近くに達すると言われている。日本のカップ・ラーメンやビールを中国の消費者に売り込もうと日本のメーカーが必死になっている。日本の総人口は2010年頃をさかいに純減に転じるといわれている。日本市場のマイナス成長を尻目に、あらたな成長機会を求めて、日本の食品メーカーの輸出ドライブはますます拍車がかかることになろう。

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