2020年 1月 18日 (土)

農林・水産業

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現状と歴史

手厚い過保護行政に守られ、近代化に大きく立ち遅れ

  日本人の主食は、昔から米と魚介類、野菜、豆が主体であった。 しかし経済発展にともなう食の“欧米化”によって、戦後は一貫して“米離れや魚離れ”が進み、その一方でパンや牛肉、豚肉などの消費が拡大してきた。

日本で最も有名なコシヒカリの産地である新潟県南魚沼市の水田
日本で最も有名なコシヒカリの産地である新潟県南魚沼市の水田

  この欧米化の結果、日本は米や鶏卵、野菜、果実の一部以外は、すべて海外からの輸入に依存するという異常な状況となっている。日本食(和食)の主要な食材である魚や大豆や、養鶏の飼料も、大半が海外からの輸入に頼らざるをえない状況だ。日本の食糧自給率は2002年度には約40パーセントにまで低下、先進国の中で最低の水準となっている。
  一方、供給する側である農家は、これまで国の手厚い過保護行政に守られ、農業の近代化に大きく立ち遅れてきた。農業従事者の高齢化と後継者不足が深刻な問題となり、補助金漬けの農政のツケとして日本の消費者は国際価格の数倍もする高い米の購入を強いられてきた。

1988年に牛肉・オレンジ輸入自由化

  そうした中で、国の内外から市場開放の要求が強まった。農産物の中では野菜、果実、畜産物の多くは80年代以前に輸入自由化されたが、牛肉・オレンジが自由化されたのは88年、主食の米に至っては国内の農業団体の抵抗が根強く、高率関税の付加と引き換えにようやく自由化に踏み切ることができたのは99年になってからである。

  また日本は世界最大の水産大国でもあった。しかし最近では、若年層の魚離れ、商業捕鯨の禁止、米露中韓など周辺諸国との漁業協定の締結などによる漁労活動の制限によって、80年代後半には年間1200万トンを誇った生産量が、最近では700万トンを割り込んでいる。かつての面影はない。水産大国の地位を中国に明け渡して久しい。

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