2020年 2月 28日 (金)

金融業界

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将来を展望するための3つのポイント

ポイント1
リテールで収益確保できるのか

   “日本型ビッグバン”を受け、日本の大手銀行は持ち株会社を設立し、銀行業務から証券業務、信託業務などの新しい事業分野への展開を始めた。80年代から伝統的な貸出業務では十分な収益を確保できなくなった銀行は、サービス業務の拡大などで手数料収入の拡大を図った。特に証券業務では引受業務など投資銀行業務に収益源を求める一方、従来、消費者金融などに任せてきた小口の消費者ローン、住宅ローンなどの分野にも力を注ぎ始めた。

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ポイント2
デリバティブなどリスクの大きい商品開発が課題

   また投資銀行業務では、デリバティブ商品の開発などリスクの大きい商品開発が課題となっている。こうした投資銀行業務では、日本の銀行はノウハウの面で欧米の銀行の後塵を拝している。また、投資銀行業務を行なうためには、リスクに耐えられるような巨額の資本ベースが必要となる。そうした事情が、日本においてもメガバンクの必要性を作り出したのである。また、国際業務を展開するためにも、日本の銀行はメガバンク化しなければならなかった。前述のように、現在、4つあるメガバンクはやがて3つに収斂されるだろう。それによって、日本の金融業界の再編が終了し、この10年間で欧米のメガバンクと競争面で大きく後れをとってきた失地を回復するための新たな戦略を展開していくことになるだろう。

ポイント3
欧米のメガバンクと競争していけるか

   世界の金融界はメガバンクの間での戦いになっている。銀行の統合は日本に留まらず世界的な傾向となっている。80年代には日本の銀行の多くが世界の銀行ランキングの上位を占めたが、バブル以降の急激な環境の変化で国際舞台から後退を迫られた。日本国内では、既にりそな銀行が国内業務を専門とする銀行に転換している。UFJ銀行と他のメガバンクの統合は早晩実現するであろう。そうなると、日本の銀行で国際業務を展開できるのは3行に収斂されることになる。21世紀の大きな課題は、3つの集約されたメガバンクが、再び国際舞台でどのような基盤を確立し、欧米のメガバンクと競争していけるかである。それは、新しい日本の銀行の国際業務展開の幕開けとなるだろう。

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