東京電力「通信事業20年の総括は大赤字」

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東京電力の通信事業は合従連衡の荒波に飲見込まれた結果の撤退だった。日本で最初に光ファイバーを実用化したにもかかわらず、1985年の通信自由化以降の総括は大赤字――。日経産業新聞が06年4月6日にこんな記事を載せた。ポケベル、携帯電話、インターネットなどJR、トヨタソフトバンクなど大手企業と提携し事業を進めてきたが、いずれも暗礁に乗り上げ事業清算や売却の道を歩んだ。日本テレコムなどの買収に手を上げ起死回生を図ろうとしたが、「とにかく東電は(決定に)時間がかかる」と好機を逃し主導権を握れなかった。失敗は電力会社の社風かというと、そうともいえない。東電のライバル、関西電力は100%出資の子会社ケイ・オプティコムを核に、関西一円の光ファイバー網を活用した個人向けの通信サービスで堅実に事業を拡大してきた。現在は光ファイバー事業では国内4位で、契約者数は東電が約23万世帯に対し、関電は50万世帯を突破するまでになっている。東電の体質に問題があるのは確かだろう。

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