2024年 4月 19日 (金)

燃料電池車普及に20年?

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   ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車が2、3年の間に急速に普及しそうだ。「究極のエコカー」といわれる燃料電池車の開発が当初の見込みより大幅に遅れているからだ。

ハイブリッドシステムを搭載した「レクサスGS 450h」
ハイブリッドシステムを搭載した「レクサスGS 450h」

   世界的に地球環境問題に対する意識が高まっていることに加え、ガソリン価格の高騰で省エネ車に対する需要が拡大している。その中でも、世界の自動車メーカーはハイブリッド車に焦点をあて、開発、販売に本格的に取り組みだした。
   燃料電池車の開発にブレーキがかかっているのは、まず装置そのもののコストが高い点だ。さらに、燃料の水素を供給するスタンドなどインフラ整備にも相当な時間を要することが分かり、普及まで「20年以上かかる」との見通しが出始めた。それなら「ハイブリッド」というわけだ。

トヨタは低価格車まで搭載する計画

   この分野の先駆者で圧倒的なシェアを持つトヨタ自動車はハイブリッドシステムのコストを2008年までにいまの4分の1まで引き下げて、低価格の大衆車にまで搭載し、同社のシステムを世界標準にすることを目指している。ハイブリッド商戦はトヨタを軸に展開されることは確実だ。
   もっとも、ホンダがトヨタを追撃する準備を進めているほか、日産自動車フォードはトヨタからの技術導入で、GMダイムラークライスラーと共同開発でハイブリッド車に参入することにしている。
   ただ、それでもいまのところトヨタの「ひとり舞台」。05年は約25万台を販売し、世界シェアの約80%。現在はプリウスをはじめアルファードエスティマハリアーレクサスGSなど価格の高い車にしか搭載していないが、コストを下げることにより、カローラヴィッツなど低価格車まで搭載する計画だ。

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