2024年 5月 4日 (土)

燃料電池車普及に20年?

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リチウムイオン電池の開発が鍵

   そのためには、現在38万円といわれるハイブリッドシステム(ハイブリッドユニット、モーター、電池)のコストを08年までに8万円まで下げる計画だ。そして、年間100万台の乗用車に搭載し、圧倒的な優位性をさらに確実なものにする。そのキーとなるのが今のニッケル水素電池に代わるリチウムイオン電池の開発だ。
   リチウムイオン電池というのは、充電して繰り返し使える二次電池の一種。ニカド電池やニッケル水素電池と比べ、軽量で電圧も3倍近く高いのが特長。一度に蓄えられる電気の量も多く、小型、軽量化に適している。
   1990年代半ばから電子機器の電源として普及。携帯電話やノートパソコンに搭載されているが、値段が高いのが欠点だ。
   トヨタは「この先3年間で勝負は決まる」との意気込みでリチウム電池の開発とコストダウンに全力で取り組むとともに、技術導入を希望する自動車メーカーに供与し、同社のシステムを世界標準化することを狙っている。

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