2020年 2月 23日 (日)

スズキからダイハツ 軽の首位交代

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   33年続けて軽自動車販売のトップを守ったスズキに異変が起きている。海外で新型車が好評で、供給が追いつかず、猛追するダイハツに逆転されそうなのだ。

   スズキは軽自動車を減産し、輸出用小型車の生産に振り替える。軽の減産幅は3万台で、2005年度実績の74万1,000台から71万1,000台に減らす。07年度はさらに3万台減の68万1,000台とする計画で、05年度に軽販売で3万台差の2位だったダイハツ工業がスズキを逆転する公算が大きくなった。98年の軽規格改定以降、積極的に新商品を投入してきたダイハツは、会社設立100周年に当たる07年までに悲願達成をめざす。

海外で売れすぎて困るスズキ

スズキ「スイフト」は、スポーティーな走りとデザインが世界的に受けている
スズキ「スイフト」は、スポーティーな走りとデザインが世界的に受けている

   スズキは05年まで33年続けて軽首位を走ってきた。02年にトヨタの「カローラ」が登録車の車名別順位で「フィット」に抜かれ、止まった連続首位記録はやはり「33年」(01年まで)。長期間にわたる連勝記録がまたしても危機に瀕している。
   背景には、スズキが取り組むグローバル企業への脱皮と、ダイハツの開発、生産、販売が一体になった追い上げがある。
   スズキが軽減産に踏み切った直接の理由は海外で新型車が予想以上に好評で、供給が追いつかなくなったためだ。安物イメージを払拭し欧州で認められる小型車をめざして04年に投入した「スイフト」は日本、ハンガリー、中国、インドで年25万台を生産するまでになった。スポーティーな走りとデザインが世界的に受けている。
   05年発売のSUV「エスクード(海外名グランドビターラ)」、06年発売のSUVと小型車の要素を採り入れた「SX-4」も好調で、今年度末にはバックオーダーが7万台に達する見通し。これは「うれしい悲鳴」を通り越し、顧客の期待を裏切りかねない危機的レベルに近い。容易に増産投資に踏み切らない手堅いスズキ流が裏目に出た。
   このためスズキは08年秋の稼働をめざし、静岡県牧之原市の相良エンジン工場敷地内に車両新工場を新設することを決めた。それまでの間、緊急避難として軽を減産し小型車を06年度6万台、来年度3万台増産することにした。

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