3社が年内にも 夜間取引に参加
夜間取引市場に参加する証券会社はネット専業を中心に増えそうだ。三菱UFJ証券、ゴールドマン・サックス証券、BNPパリバ証券の3社が年内にも参加する方針を明らかにしている。このため、業界の自主規制機関である日証協の内部では、「通常の昼間取引と同様にインサイダーや相場操縦など不公正取引が行われないよう自主規制の網をかけるべきだ」(幹部)との意見もある。ところが、「PTSは金融庁から認可を受けている。不公正取引になりそうな部分についても問題ないとして認可を受けていることを踏まえると、(業界の自主規制は)屋上屋を重ねることになる」と自主規制に慎重な意見が主流を占めている。低調な取引の中で、将来を展望した課題の論議も、まだまだこれからということのようだ。