「飲酒運転告白」など、ミクシィでのトラブルが絶えないが、またまた「祭り」が勃発した。大手バーガーチェーン「モスバーガー」のアルバイトが作成したとされる「コミュニティー(コミュ)」で、接客上の愚痴を言うスレッドが立ち、「お客を冒涜している」として批判が巻き起こった。「祭り」の舞台になったのは、2006年3月5日に開設された「モスバーガー(バイト)」という名前のコミュニティー(コミュ)だ。紹介文では「モスバーガーでバイトしている人!ここに集まれ!いろいろ語りませんか?」と、バイト同士での交流を呼びかけている。コミュ内に立てられた「迷惑な客」というスレッド「迷惑な客」談義に批判集中批判を呼んだのは、8月20日に、このコミュ内に立てられた「迷惑な客」というスレッドだ。最初の書き込みには、こうある。「みなさん働いていて、『この客厄介だな』とか、『こんな客二度と来て欲しくない』とか思ったことありますか?もしあればみんな知らせて!」この呼びかけを受けて、様々なエピソードが書き込まれた。最初は、「前ボックス席に座っていたカップルにお菓子のゴミをいっぱい置き逃げされました」「うちの店全席禁煙なんですけどなぜかテーブルの下からタバコの吸殻が…ほんとやめて欲しいよ。誰が掃除すると思ってんだよ!!」と言った、非常識な客に対する憤りの文章が並ぶ。だが、書き込みの件数が増えるにつれて、「変な常連様」についても話題が及んだ。「野菜の鮮度に、ものすごく過剰に敏感な、40代くらいの女性常連さまいて、いつもサラダとか、てりラタとか、いちゃもんつけられてたなぁ~レタスの色とか、その時によってちがうのに…」このような内容が、12月10日になって2ちゃんねる上で話題になり、「完全にお客様を冒涜してる行為だ。モス本社に送りつけてもいいような内容だ」などと、非難が相次ぎ、コミュは、ほどなく閉鎖に追い込まれた。その後も、2ちゃんねるでは、こんな威勢の良い書き込みが続いた。苦情のメールは数件だった「もしかしたら、この公で客への悪口言ってるトピ(編注;一連の書き込み)についてモスバーガー本社に言及したら物凄い祭になるっぽい。謝罪会見も期待できるかも・・・」「お客様を大事に思わないバイトが多数在籍するモスバーガー本社へクレームメールを送り謝罪を要求しましょう。公の場で大事なお客様を非難しております。これは信頼以前の問題であり、呆れて物も言えません」では、実際はどうだったのか、J-CASTニュースでは、モスバーガーを運営する「モスフードサービス」の広報室に話を聞いてみた。そうすると、「12月10日に、数件、5件もいかない程度、苦情のメールをいただきました。『不適切な書き込みがある』と、該当部分のアドレスなどが書かれていました。11日は、特にそのようなメールはいただいていません」と、拍子抜けな答えが返ってきた。ネット上で注目されている、今後の対応については、「今回の件については、本当にアルバイトが書き込んだかどうかの事実確認ができない、という状況です。ただ、この件に限らず、『個人的な趣味の場であっても、お客様を不快にさせるような言動は慎むように』といった、注意喚起を各店舗に対して行う予定です」と、特に処分などは行わないことを明らかにしている。
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