2024年 4月 26日 (金)

ドコモよ一体どうしたのだ 「反撃」どころか負けっぱなし

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

KDDIとの差は歴然なのに、なぜか強気コメント

   さらに、ドコモは07年7月27日に、KDDIが発表した基本料金を一律50%割引する新料金プランに対抗して、同様の新料金プランを発表。ドコモは既に新料金プランを07年6月に発表していたが、KDDIがドコモより割引率が大きいプランを発表したため、それに追随せざるを得なくなった。ドコモが、2度の新料金プラン導入で失う収入は400億円。しかし、ドコモは「当初の計画に織り込み済みで、当初の営業計画を下方修正することは無い」(広報)とここでも強気だ。

   とはいっても、ドコモの強気とは裏腹に、「テクニカル」な部分を除いたとしても、KDDIとの差は歴然。07年4~6月期決算での営業利益率はドコモが5%減の17.2%であるのに対して、KDDIは2.1%増の22.4%。新規契約数から解約数を引いた携帯純増数だと、ドコモが22万5,000件であるのに対して、KDDIは52万件だ。J-CASTニュースに対して、NTTドコモ広報は「MNP(番号持ち運び制度)などでKDDIに勢いがあるのは確か」となかば「劣勢」を認めている。ただ、

「長い目で料金プラン、新しいサービス、商品をきっちりアピールして、新規顧客の獲得と既存ユーザーの囲い込みをしていく」

とし、「反撃」はこれから、という立場は変えていない。

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