2024年 5月 6日 (月)

スティール「乱用的買収者」には触れず 最高裁決定

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最高裁の決定にスティールは胸をなでおろす?

   東京高裁の決定には、「言葉もない」と動揺をみせたスティールも、最高裁の決定には胸をなでおろしたようだ。実際、スティール関係者は「最高裁は明らかに乱用的買収者ではないとは言っていないが、高裁の認定は覆されたのと同じ」と述べている。

   この見方については司法関係者の間でも賛否両論がある。M&A(企業の合併・買収)に詳しいある弁護士は「最高裁は東京高裁の認定そのものに賛成しているとは言えない。スティールが最高裁まで持ち込んだメリットはあった」と指摘。他方、「東京高裁が『乱用的買収者』と認定した事実は残る」(司法関係者)との声も少なくはない。

   今後、ファンドの行動はどこまでが是とされるのか、ブルドック裁判の地裁・高裁・最高裁判断を読み込んでも、なお灰色の部分が残るといえそうだ。

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