若い女性向け「ジーンズ革命」 美しく動きやすい新素材登場
2007.08.16 16:07
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ジーンズ発祥地、米国でも受け入れられる
大手紡織メーカーで、日本におけるデニム生産のトップメーカーのクラボウも「XFIT ライクラ」に積極的だ。同社はジーンズ発祥の地、米国市場にも展開する。米国は国民一人当たり8本のジーンズを持っているといわれ、素材に対する消費者の目も厳しい。「ジーンズにコットン以外の素材が少しでも入るとノーといわれる」(クラボウ)くらい、コットン100%へのこだわりが強いのだ。
しかし、そんな米国市場でも機能性の高さや、素材の軽さが受け入れられた。加工のしやすさや染めやすさなど、品質をコントロールしやすく、ファッション性を表現しやすいことも、NYコレクションなどで活躍するザック・ポーゼン、フィリップ・リム、デレク・ラムといったトップデザイナーやブランドに好評な理由だ。
ジーンズ・ユーザーの目にかなう見た目や風合いと、快適なフィット感や動きやすさという、これまでならば両立のむずかしかった厳しい注文に「XFIT ライクラ」という新技術が応えたというわけだ。
日本国内では2007年秋から、セルフォンテーヌ、J BRANDといった海外のプレミアムジーンズブランドで「XFIT ライクラ」を採用した商品の展開が決まっている。1本2万~5万円程度の価格を予定している。