2019年 9月 23日 (月)

国語力アップに辞典の効用 広辞苑、10年ぶりに改訂

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「紙」の効用

著名人8人が「ことば」とともに登場した広辞苑の広告
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   10年前に売上げが年間約1200万冊といわれた紙の辞書だが、その後2003年頃で800万冊、06年には700万冊を下回ったと推測されている。それに代わって売上げを伸ばしてきたのが電子辞書。富士キメラ総研の調べでは、電子辞書市場が本格的に拡大した2000年、01年には330万台となったがこれがピークとも目され、2010年くらいまでを予測しても300万台前後で推移するとみられている。

   電子辞書というと、手のひらサイズの専用端末が一般的。搭載している辞書も国語、英和・和英は当たり前、新たに中国語などの第二外国語も加わり、さらには受験学習タイプや旅行タイプなどの目的別とコンテンツの充実は目覚しい。広辞苑はここにも搭載されている。

   また、パソコンや携帯電話を利用してインターネット上から「引ける」オンライン型も普及してきた。必要な、わからない言葉を、必要なときに、簡単に引ける便利さがそこにはある。

   こうした中で「紙」の辞書については、読解力や語彙力を補うための「辞書引き学習」などが広がりをみせ、そのよさを指摘する声が高まっている。先の岩波書店の調査では、「紙の辞書」を引くことの効果として、「ほかの言葉も目に入ってくるので知識が広がる」「集中力や探求心が身につく」などの効用をあげている。

   「紙」のよさは、「残る」ことだ。気になる言葉を引いて、赤鉛筆で印を打つ。紙辞書世代にはそんな経験があるだろう。調べた言葉を2度、3度引くこともあって、ひとつの言葉にたくさんの意味があることを覚えていく。使い慣れてくると手になじんで、おおよその見当を付けて調べたいページをパッと開けることもできる。中学に入学するとき、両親から国語辞典をプレゼントしてもらう、なんてこともあった。使えば使うほど味わいが増して、学生時代の思い出までもが詰まっていくかのようで、当時の紙の辞書をいまも手元に置いている人は少なくないはず。こうしたことは調べたら終わってしまう電子辞書やネット辞書にはないことだ。

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