2019年 7月 22日 (月)

「PS3ソフト充実してきている」 ソニーの説明は納得できるのか

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   ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」」の「売れ行き不調」がささやかれるなか、SCEはPS2との互換性があったPS3の旧モデルの出荷を取りやめる、と発表した。理由は「PS3のソフトが充実してきたため」と説明されているが、それに逆行するとも取れる動きが起きている。一度PS3向けに発売したソフトを、わざわざ旧世代のプレイステーション2(PS2)向けにリリースし直す企業もあらわれ、迷走気味なのだ。

「PS3」向け「ガンダム無双」を「PS2」向けに発売

PS3「旧型モデル」販売終了が波紋を呼びそうだ
PS3「旧型モデル」販売終了が波紋を呼びそうだ

   SCEは2008年1月10日、PS3のHDD 20GBモデルと60GBモデルの出荷を08年1月で終了する、と発表した。在庫がなくなり次第、販売も終了する。これらのモデルは、06年11月に発売されたもので、PS2ソフトとの互換性がある。

   今後販売が続けられるPS3の機種は、07年11月に発売された40GBモデル。同機種では、PS2のソフトは使用できず、今後「PS2ソフトを新たにプレイしたい」というユーザーは、現在出回っているPS3の旧モデルを入手するか、PS2本体を新たに購入する必要に迫られる。

   今回の措置についてSCEでは、

「今後は、PS3専用ソフトウェアのさらなる開発強化とラインアップの拡充に伴い、高品質のゲームをはじめとする次世代エンタテインメントを楽しむことに特化し、新型PS3を戦略的に集中展開していく」

などとするコメントを発表している。

   どうやら「PS3のソフトが増えてきたから」というのが理由のようだが、一般ユーザーにはわかりにくい措置なのは間違いない。これには「PS3のソフトが充実してきている」というのが前提となるはずだが、実は、それに逆行するとも取れる動きが起きている。

   バンダイナムコゲームスは、07年3月に発売された「PS3」向けソフト「ガンダム無双」を、2月28日に「PS2」向けに発売することを発表したのだ。ゲームの画質を大幅に落とす必要が出てくることから、新世代機のソフトを旧世代機に移植するのは異例。

   バンダイナムコゲームスでは、

「『ガンダム無双』は人気のあるソフトで、プレイしたいとおっしゃる方が非常に多いんです。そのため、PS2への移植を決めました」

と話し、「ソフトはPS3よりも、PS2向けにリリースした方が多く販売できる」との見方を示唆した。

   07年9月時点でのPS3の世界累計販売台数は559万台なのに対して、PS2は1億2000万台の出荷を達成している。どちらの「受け皿」に向けてソフトを販売した方が売れやすいかは、火を見るよりも明らかな状況だ。

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