2020年 1月 18日 (土)

北京五輪パンフにハルヒ似漫画 便乗商法に早くも不安の声

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公式のものとは確認できず

   ところで、このパンフレットは、中国の五輪組織委員会が発行する公式なものなのだろうか。

   J-CASTニュースでは1月29日、組織委に直接メールを出してみたが、同日夕までに返答はなかった。そこで、中国大使館文化部に聞くと、文化部の担当者は、パンフが中国・浙江省の出版社から発行されたと説明した。同部は、組織委から毎月1回「北京オリンピック2008」という公式冊子が送られてくるとしたが、「パンフレットが組織委の出したものかは確認できない」と話した。表紙画がハルヒに似ていることを指摘すると、「表紙画の写真だけで著作権のことは言えないので、コメントする立場にはありません」と答えた。

   日本オリンピック委員会(JOC)にJ-CASTニュースが取材すると、「このパンフレットは、見たことがありませんね。北京五輪のロゴがあったとしても公式か分からないので、コメントしようがないです」(強化部)とのことだった。角川書店でも、「公式パンフレットかどうか調べている最中ですが、国営の出版社とはとても思えません」としている。

   中国では、日本の漫画を含めて、多くの模造品、海賊版が販売されているとたびたび報道されている。中国政府も、こうした著作権侵害物をなくそうと対策に躍起な様子だが、北京五輪は絶好の商機だけに侵害物の氾濫を懸念する声が出ている。

   著作権問題を担当するJOCマーケティング室では、「著作権がらみで、今のところ具体的な問題はありません。しかし、今後は、キャラクターグッズなどで権利侵害の懸念はあります」と言う。また、角川書店では、「北京五輪関係など中国で、当社コンテンツの著作権侵害を巡って訴訟や刑事告訴になった例はまだありません。しかし、その心配はあります。パンフレットのケースは、とても中国らしいですね。当社の雑誌で連載している『ケロロ軍曹』の漫画は、真似しやすいので警戒しています。著作権がまだ十分に守られているとは言えない状況なので、中国政府には侵害は困ると伝えてあります」と話している。

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